概要
家具の受注生産メーカーである柏木工株式会社様に、展示会や店舗などの現場で、タブレット・スマートフォン・PCから見積書を作成・印刷できるシステムを構築しました。
これまで、店舗や展示会では手書きメモで注文内容を控えたあと、改めてPCに入力し、見積書を印刷する運用が行われていました。そのため、入力作業に時間がかかるだけでなく、転記ミスや確認漏れが発生しやすい状況でした。
また、既存の基幹システムとのデータ連携も必要であり、単に見積書を作成するだけでなく、現場での使いやすさと社内運用のしやすさを両立した仕組みが求められていました。
開発前の課題
導入前は、展示会や店舗で受けた注文内容をいったん手書きで記録し、その後PCに入力して見積書を作成・印刷する流れになっていました。
この運用では、現場での対応後に再入力の手間が発生するため、業務効率が下がりやすく、内容の転記ミスや確認漏れのリスクもありました。
さらに、商品情報や注文内容については既存の基幹システムとの連携が必要であり、現場で入力した情報を社内の業務フローにスムーズにつなげる仕組みが必要でした。
開発
今回の開発では、従業員の方が展示会や店舗でタブレットを使って注文内容を入力し、その場で見積書を作成・印刷できるシステムの開発を行いました。
現場での入力作業をできるだけシンプルにしながら、見積金額の自動計算、帳票出力、商品画像の管理、基幹システムとのCSV連携までを一連の流れとして設計しています。
また、タブレットだけでなく、スマートフォンやPCからも利用できるUIにすることで、展示会・店舗・事務所など、利用シーンに応じて柔軟に使える構成にしました。
基幹システムとは、商品情報のCSVインポートと注文内容のCSVエクスポートに対応し、既存業務との連携もスムーズに行えるようにしています。
実装した主な機能
今回のシステムでは、主に以下の機能を実装しました。
- 商品選択機能
- お客様情報の入力機能
- 見積金額の自動算出機能
- 御見積書のPDF出力・印刷機能
- 基幹システムからの商品情報CSVインポート機能
- 注文内容のCSVエクスポート機能
- タブレット・スマートフォン・PCに対応した画面設計
現場で必要な入力から帳票出力、社内システムとの連携までをまとめて行えるようにすることで、業務の流れを分断せずに運用できる仕組みを目指しました。
まとめ
柏木工株式会社様向けに、家具受注生産の現場で利用できるマルチデバイス対応の見積システムを構築しました。
今回の開発では、単に見積書を作成する機能を提供するだけでなく、展示会や店舗での接客、見積作成、帳票印刷、基幹システムとの連携まで、業務全体の流れを踏まえて設計しています。
手書きや再入力が多い業務でも、現場の運用に合わせてシステム化することで、作業効率の向上やミスの削減につなげることができます。