「自社の会員向けに、限定コンテンツを届けるサイトを作りたい」
「月額課金の動画配信サービスを立ち上げたいが、何から始めればいいか分からない…」
とお考えの方に向けて、会員制サイトの作り方を整理しました。
会員だけが見られるサイト、いわゆる会員制サイトの作り方には、いくつかの方法があります。手軽に始められるものから本格的な開発まで、費用も自由度も大きく違うため、自社に合った方法を選ぶことが大切になります。
この記事では、会員制サイトの作り方を4つの方法に整理して解説します。後半では、当社が開発した会員制動画配信サイトの開発事例もご紹介します。
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会員制 動画配信システム画面を触ってみる会員制サイトとは?必要になる基本機能
会員制サイトとは、登録した会員だけがコンテンツやサービスを利用できるサイトのことです。動画配信、限定記事、オンライン講座、ファンクラブなど、形はさまざまですが、必要になる機能は共通しています。
| 重要な機能 | 内容 |
|---|---|
| 会員登録・ログイン | 会員の登録、ログイン、パスワード再設定 |
| コンテンツの出し分け | 会員だけ(またはプラン別)に動画や記事を公開 |
| 決済・課金 | 月額課金や買い切りなど、料金の支払い |
| 会員管理 | 会員情報・契約状況・退会の管理 |
| お知らせ・メール配信 | 会員への連絡や新着コンテンツの案内 |
見た目は普通のサイトでも、裏側には「認証」「課金」「出し分け」の仕組みが必要です。この仕組みをどこまで自分で持つかが、作り方選びのポイントになります。
なお、学会や団体の会員名簿・会費管理が目的の場合は、会員管理システムとは?学会・団体に必要な機能と費用相場で解説しています。
会員制サイトの作り方【4つの方法】
会員制サイトの作り方は、次の4つに整理できます。
| 方法 | 費用 | 自由度 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| ① プラットフォームを利用 | 低(+販売手数料) | 低 | まず小さく試したい |
| ② WordPress+プラグイン | 低〜中 | 中 | 記事中心の会員サイト |
| ③ ノーコード・SaaS型サービス | 中(月額) | 中 | 標準機能の範囲で運営できる |
| ④ スクラッチ開発 | 高 | 高 | 独自機能・本格的な事業運営 |
① 会員制プラットフォームを利用する
noteのメンバーシップやオンラインサロンのプラットフォームなど、既存のサービスに「場を借りる」方法です。
登録すればすぐに始められ、初期費用もほとんどかかりません。一方で、売上に応じた手数料がかかり、デザインや機能の自由度は低めです。会員のデータが自社に蓄積されにくい点も、長く続けるうえでは注意が必要です。
動画を限定公開したいだけであれば、動画配信サービスを使う方法もあります。詳しくはYoutubeではなく、自分の配信サイトが欲しい方へ。|「Vimeo」という選択肢をご覧ください。
② WordPress+プラグインで作る
WordPressに会員機能のプラグインを追加して、自社サイトとして会員制サイトを作る方法です。
低コストで「自社の顔」となるサイトを持てるのが魅力です。ただし、決済や動画の視聴制限といった複雑な仕組みはプラグインだけでは作り込みに限界があり、プラグイン同士の相性問題やセキュリティ対策も自己責任になります。
③ ノーコード・SaaS型の構築サービスを使う
会員制サイトを作ることに特化した、月額制の構築サービスを使う方法です。
会員登録から課金までの標準機能がひと通りそろっており、専門知識が少なくても運営できます。ただし月額費用が続くこと、標準機能の範囲を超えるカスタマイズはできないことは、注意が必要です。
④ スクラッチ開発(オーダーメイド)で作る
開発会社に依頼して、自社専用の会員制サイトをゼロから開発する方法です。
会員ランクごとの出し分け、独自の課金形態、既存システムとの連携など、要件に合わせて自由に作れます。費用と期間は4つの中で最も大きくなりますが、販売手数料がかからず、会員データを自社の資産として持てるのが強みです。
どの作り方を選ぶべきか
迷ったときの判断の目安は、次の通りです。
- まず試したい・会員数が読めない → ①プラットフォーム or ③SaaS型で小さく始める
- 記事やお知らせが中心 → ②WordPress+プラグイン
- 事業の中核として本格運営したい・独自の要件がある → ④スクラッチ開発
「月額プランごとに見られる動画を変えたい」「既存の顧客データと連携したい」のように要件が具体的になるほど、既製の型には収まらなくなります。そうなったときが、開発を検討するタイミングです。
開発サービスのご案内貴社専用にカスタマイズする動画配信システム初期50万円〜(税別)動く動画配信システムを土台に、画面や機能を貴社のサービスに合わせてカスタマイズします。複数プラン管理・多言語対応・LINE連携などは必要なものだけ追加できます。開発の詳細・費用を見る →【開発事例】会員制動画配信サイトのスクラッチ開発
一例として、当社が開発したある会員制動画配信サイトの事例をご紹介させてください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開発したもの | 会員制の動画配信サイト(Webシステム) |
| 主な機能 | 会員登録・ログイン/月額課金(クレジットカード決済)/プラン別の視聴制限/視聴履歴/管理画面(会員・動画・売上) |
| 開発手法 | スクラッチ開発 |
| 技術構成 | Laravel(PHP)+MySQL |
| 開発期間 | 約7か月(要件定義〜リリース) |
開発の背景
お客様は当初、既存のプラットフォームでの配信を検討されていましたが、売上に応じた手数料と、プランごとに視聴できる動画を細かく出し分けたいという要件が既製サービスでは実現できず、スクラッチ開発を選択されました。
自社ブランドのサイトとして運営でき、会員データを自社で持てることも、開発を選んだ理由のひとつです。
開発で工夫したポイント
- 動画の不正視聴対策:会員以外がURLの直接アクセスなどで動画を見られない仕組みを実装
- 決済と視聴権限の連動:決済サービスと連携し、入会・退会・支払い失敗に応じて視聴可否を自動で切り替え
- 運営しやすい管理画面:動画のアップロードや公開設定、会員対応を、専門知識なしで行える画面に
会員制サイトは「作って終わり」ではなく、毎日運営が続くサービスです。運営の手間をどれだけ減らせるかを意識して設計しました。
動画配信に必要な機能と費用相場は、動画配信システムの構築方法|必要機能と費用相場で詳しく解説しています。
導入後の効果
- 手数料のかかるプラットフォームに頼らず、自社サービスとして運営できるように
- 課金・視聴権限の管理が自動化され、会員対応の手作業が減った
- 会員の利用状況を自社で分析し、コンテンツづくりに活かせるように
開発前に確認したいチェックリスト
最後に、会員制サイトを作る前に整理しておきたい項目をチェックリストにまとめました。
- 会員に提供するコンテンツ(動画・記事・講座など)を決めたか
- 無料会員・有料会員など会員区分を整理したか
- 課金形態(月額・年額・買い切り)を決めたか
- 想定する会員数と、その後の成長ペースを見積もったか
- まず既存サービスで小さく試せないかを検討したか
- 既製サービスでは実現できない要件(出し分け・連携など)を書き出したか
- 運営体制(コンテンツ更新・会員対応)を決めたか
- 開発する場合、運用・保守費用まで確認したか
すべてそろっていなくても大丈夫です。「既製サービスで何が足りないか」が分かるだけで、作り方の選択や開発会社への相談がスムーズになります。
動画以外の会員制サイトの事例として、無料会員と有料会員で占い結果を出し分ける占いサイトの開発事例もあわせてご覧ください。
まとめ
会員制サイトの作り方を、4つの方法に整理してご紹介しました。
- ① プラットフォーム利用:最短で始められるが、手数料と自由度がネック
- ② WordPress+プラグイン:低コストだが、複雑な仕組みには限界がある
- ③ ノーコード・SaaS型:標準機能で足りるなら有力な選択肢
- ④ スクラッチ開発:費用はかかるが、独自の要件と会員データを自社の資産にできる
「どの作り方が自社に合うか相談したい」「既製サービスでは実現できない会員制サイトを作りたい」といったお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。費用面でお悩みの場合は、他社と弊社の見積もりを比較したうえでご検討いただくこともできます。
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