開発前の課題
バイクを探すユーザーは、「どの店舗にどの車種が、何台あるのか」をリアルタイムで把握できないという不便を抱えていました。店舗ごとに在庫が分散しているため、目当てのバイクを探すには各店舗へ個別に問い合わせる必要があり、手間と時間がかかっていました。また、店舗側でも在庫状況が外部に可視化されておらず、機会損失につながっていました。さらに、検索から購入までの導線が分断されており、ユーザーが「探す・選ぶ・買う」を一箇所で完結できない点も大きな課題でした。
ご提案・開発アプローチ
そこで私たちは、実店舗の在庫データを基盤とした横断的なバイク検索サイトを提案しました。ポイントは、単なる商品カタログではなく「在庫数までリアルタイムに見える化する」ことです。各店舗の在庫を一覧で表示し、どの店舗でどのバイクが販売されているか、そして何台在庫があるのかまで確認できる設計としました。管理者側では、在庫数や車種の情報を他のサーバーと連携して一元管理する仕組みを構築し、常に最新の在庫状態がサイトに反映されるようにしました。加えて、検索して終わりではなく、そのまま注文・決済まで行える一気通貫のシステムとすることで、ユーザー体験を大幅に向上させる方針としました。
実装した主な機能
実装した主な機能は次のとおりです。まず、実店舗の在庫をもとにした在庫一覧表示機能で、各店舗で販売中のバイクとその在庫数を表示します。検索面では、原付バイクや大型バイクといったバイクの種別・カテゴリによる検索、メーカー別の検索、さらに店舗ごとの検索に対応し、ユーザーが多様な切り口で目的のバイクにたどり着けるようにしました。管理者向けには、他のサーバーと連携して在庫数や車種を管理する在庫管理機能を用意しました。そして、サイト上でそのまま注文でき、決済まで完了できる注文・決済機能を実装し、検索から購入までをオンラインで完結できるようにしました。
導入による効果
本サイトの導入により、ユーザーは各店舗に問い合わせることなく、どの店舗にどのバイクが何台あるのかを一目で把握できるようになりました。種別・メーカー・店舗といった複数の条件で検索できるため、目的のバイクへ素早くたどり着けるようになっています。店舗側では在庫状況が可視化されたことで機会損失を抑え、他サーバーとの連携による一元管理で在庫更新の負担も軽減されました。さらに、検索から注文・決済までを一つのサイトで完結できるようになったことで、購入までの導線がスムーズになり、ユーザー・店舗双方にとって利便性の高いサービスを実現できました。
まとめ
今回の案件では、実店舗の在庫を基盤に「在庫の見える化」から「注文・決済」までを一気通貫でつなぐバイク検索サイトを開発しました。種別・メーカー・店舗といった多彩な検索軸と、他サーバー連携によるリアルタイムな在庫管理を組み合わせることで、ユーザーの探す手間と店舗の管理負担をともに解消できたことが大きな成果です。在庫情報を軸にユーザー体験全体を設計する重要性を、改めて実感したプロジェクトとなりました。