利用者区分の異なるWebサービスを40画面横断検証し90件を指摘

プロジェクト概要

業種
Webプラットフォーム運営企業
テスト対象
マッチング型Webサービス(スマートフォン・PC)
テスト種別
機能テスト・UI確認・改善提案
プラン
ライトプラン
期間
非公開
体制
テスト担当3名で分担
規模
40画面・90件を記録

人と企業をつなぐマッチング型のWebサービスを対象に、テストをご依頼いただきました。複数の利用者区分をもつサービスの主要画面を横断して検証し、検出した内容を一覧に1件ずつ記録しています。

記録した指摘は90件です。あわせて、検証を通じて気づいた追加機能・改善提案も一覧にまとめました。

目次

テスト前の課題

お客様は開発を外部の開発会社に委託しており、社内にテストを担う体制がありませんでした。保守契約もない状態で、リリースに向けた品質確認をどう進めるかが課題になっていました。

ご相談時の状況は、次のとおりです。

  • 社内にテストを担う人手がなく、開発会社との保守契約もない
  • リリースに向けて、どこに問題があるのかをまず一覧で洗い出したい
  • テスト専用の確認環境がなく、本番環境で検証する必要がある
  • 不具合だけでなく「こうした方がよい」という改善提案もあわせて受け取りたい

まずはプロダクト全体の問題を一覧にし、何から手を付けるかを判断できる状態にすることが、今回のテストの目的でした。

ご提案・テストアプローチ

複数の利用者区分があることを踏まえ、区分ごとの画面を含めて主要画面を横断して検証しました。

本番環境での検証

検証は、外部の決済サービスとメール配信が稼働している本番環境で行いました。実際の決済やメールの実配信が発生することに配慮しながら進めています。

レスポンシブ対応の確認として、スマートフォンとPCの複数端末で表示と操作を確認しました。

一覧での記録と切り分け

検出した内容は一覧に1件ずつ記録し、次の項目を列として管理しました。

列内容
対象画面事象が起きた画面
内容事象や提案の内容
分類UI/機能
優先順位対応の優先度
区分バグ/改修など

記録にあたっては、次の点で切り分けを行っています。

  • 明確なバグと、UX上の改善提案を区分して記録する
  • 再現確認を行い、再現しなかったものはその旨を区分に明記する
  • 仕様の判断が必要な項目は区分を保留にし、確認が必要なものとして分ける

指摘とは別に、検証を通じて気づいた追加機能・改善提案も一覧にまとめました。

テストした主な機能・観点

40画面を対象に、90件を記録しました。機能領域別の内訳は、次のとおりです。

機能領域件数
案件の登録・詳細21件
検索機能16件
プロフィール登録15件
メッセージ12件
ダッシュボード・通知6件
問い合わせ・ヘルプ4件
会員登録・ログイン3件
設定・パスワード3件
お気に入り3件
決済・プラン3件
応募管理3件
その他1件

利用者区分別に見ると、企業側の画面で43件、個人側の画面で33件でした。両方の区分で確認したものが10件、ログイン前の公開画面が4件です。

主な観点は、次のとおりです。

  • 入力バリデーション: 文字数の上限、数値以外の入力、負の値、桁数、未来日付の登録可否
  • 画面遷移: パンくずリスト、戻る・キャンセル操作の遷移先
  • 状態の整合性: 件数のカウント、ステータスの反映、利用枠の残数表示
  • 通知・メール: 通知への反映、問い合わせメールの宛先、空メッセージの送信
  • エラー表示: 未翻訳のまま表示されるメッセージ、エラー後に操作できなくなる挙動
  • 二重送信: 送信ボタンの連続クリック・ダブルクリック時の挙動
  • 決済: プランの選択と、クレジットカード情報の登録
  • 表記の統一: 画面間での用語のゆれ、全角・半角の混在
  • UX上のわかりにくさ: ボタンの名称、必須項目の表示、日付入力の初期値

効果

40画面を対象に90件を記録し、追加機能・改善提案36件とあわせて一覧化しました。

区分別・分類別の内訳は、次のとおりです。

区分件数
改修36件
バグ32件
バリデーション不備11件
仕様確認が必要なもの8件
改修だがバグに近いもの2件
再現しなかったもの1件

分類で見ると、機能に関するものが56件、UIに関するものが34件でした。

バグと改善提案、仕様確認が必要なものを分けて記録したことで、すぐ直すべきもの・判断が必要なもの・余裕があれば取り組むものを見分けやすい形でお渡ししています。開発会社へ修正を依頼する際の材料としても使える一覧です。

こんな企業におすすめ

今回と同じような課題を持つ企業に向いている支援です。

  • 開発を外部に委託していて、社内にテストを担う人手がいない企業
  • リリース前に、プロダクト全体の問題を一度まとめて洗い出したい企業
  • テスト専用環境がなく、本番環境で慎重に検証する必要がある企業
  • 複数の利用者区分があるプラットフォームを、区分ごとに検証したい企業
  • 不具合だけでなく、UX上の改善提案もあわせて受け取りたい企業

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