はじめに
ご覧いただきありがとうございます!
みんなシステムズ営業担当の松永です。
業務システムを一から作ることには、多くの利点があります。
特に初めてシステム開発に挑戦する方にとって、理解しやすく、自社の特有の要求に合わせやすいというメリットがあります。
今回は、業務システムを一から開発することの主な利点を説明し、具体的なコスト削減の秘訣をお伝えします。
業務システムをフルスクラッチで開発するメリット
フルスクラッチ開発は、最初から自分たちの手でシステムを作り上げる方法です。以下の3点になります。
完全カスタマイズ
自社のニーズに合わせることができます。
必要な機能だけを組み込むことが可能です。
将来の変更が容易
初めからシステムの設計に関わるため、後で変更や追加がしやすくなります。
独立性の確保
外部の製品やサービスに依存せず、自社で完全にコントロールできます。
コスト削減のポイント
フルスクラッチ開発がコスト削減につながる主なポイントは以下の3点です。
無駄な機能の排除
必要ない機能を排除することで、開発コストを削減します。
維持管理のコストも低減できます。
長期的な投資
初期投資は高いですが、長期的にはライセンス料や更新費用が不要になるため、経済的です。
内部リソースの活用(社内の人材で開発できた場合)
社内の技術者を活用して開発することで、外部への依存を減らし、コストを抑えることができます。
スピーディーな構築手法
効率的で速い開発を実現するためには、次の点を心掛けましょう。
明確な要件定義
開発前に何が必要かをしっかりと洗い出し、計画を立てます。
段階的な開発
全部を一度に開発するのではなく、重要な機能から順に開発を進めていきます。
チーム内のコミュニケーションの強化
定期的なミーティングや進捗の共有を行い、問題が早期に解決できるようにします。
リスク削減の方法
フルスクラッチでの開発にはリスクも伴いますが、以下の方法でそれを最小限に抑えることができます。
詳細な計画とスケジュールの作成
プロジェクト全体の流れと各段階の目標を明確にします。
スケジュールに余裕を持たせ、予期せぬ遅延に対応できるようにします。
技術の見直しとテストの徹底
使用する技術がプロジェクト要件に適しているか定期的に見直しを行います。
開発過程で継続的にテストを行い、早期に問題を発見し対応します。
適切なリソースの配分
必要な技術や人材が十分に確保されているかを常にチェックします。
資源が不足している場合は追加の投資や人員の確保を検討します。
変更管理の実施
開発中に要件が変更される場合、その影響を評価し、計画を調整します。
すべての変更は文書化し、関係者全員が更新情報を把握できるようにします。
リスク評価の定期実施
プロジェクトのリスクを定期的に評価し、必要に応じて対策を講じます。
リスクを最小限に抑えるための戦略を継続的に更新し、適用します。
これらの方法を実施することで、業務システムのフルスクラッチ開発におけるリスクを大幅に減少させることが可能です。
成功に導くフルスクラッチ開発のテクニック
フルスクラッチでシステムを開発する際に、成功へと導くいくつかの重要なテクニックを紹介します。
システムの要件定義のポイント
システムを開発する前に、何を実現したいのかを明確にすることが非常に重要です。
目的の明確化
何を解決するためにシステムが必要かを具体的に定義します。
目的に基づいて、システムが達成すべきことをリストアップします。
ユーザーの視点を考慮
誰がこのシステムを使うのか、そのユーザーがどんな問題を抱えているのかを理解します。
ユーザーの日常とどのように組み合わせるかを考えます。
優先順位の設定
必要な機能をリストアップした後、それらの優先順位をつけます。
最も重要な機能から開発を始め、時間や予算内で最大の価値を提供します。
将来の拡張性を考慮
将来的に機能追加や改善が必要になることを想定して、柔軟性を持たせた設計を心がけます。
適切な設計手法の選定
システムを効率よく、そして問題なく動作させるためには、最適な設計手法を選ぶことが重要です。
ここでは、設計手法を選定する際のポイントをいくつか挙げます。
シンプルな設計の原則を守る
複雑さを避け、できるだけシンプルな設計を心がけます。
システムの理解、管理、変更がしやすくなります。
再利用可能な設計を目指す
一部の機能やコンポーネントを他のプロジェクトでも再利用できるように設計します。
これにより、将来のプロジェクトでの開発時間とコストを削減できます。
性能と拡張性を考慮
システムが将来的にどれくらいの規模まで拡張される可能性があるかを考え、それに耐えられる設計をします。
性能の基準も設定し、それを満たす設計を行います。
利害関係者との協議を重視
システムの使用者や管理者など、関連するすべての人々と協力し、彼らの要求や問題点を理解して設計に反映させます。
利害関係者の意見を積極的に取り入れることで、より使いやすいシステムが完成します。
効果的なテストの方法
開発したシステムが正しく機能するか確認するために、テストは欠かせません。
以下の方法で、効果的にテストを行うことができます。
段階的なテスト
小さな単位でコードをテストし、次第に大きな範囲でのテストへと進みます。
各段階で問題を見つけやすくなり、修正もしやすくなります。
繰り返しテスト
変更を加えるたびにテストを繰り返し、新たな問題が発生していないか確認します。
これにより、安定したシステムを構築できます。
ユーザーによるテスト
実際にシステムを使用する予定のユーザーにテストをしてもらい、直感的に使えるか、問題はないかを評価してもらいます。
ユーザーからのフィードバックをもとに、改善を行います。
これらのポイントを踏まえて設計手法を選定することで、実用的で管理しやすい、効率的なシステムを構築することが可能になります。
企業が考えるフルスクラッチ開発のメリット
フルスクラッチ開発を選ぶ企業には、特有の理由や目的があります。
以下で、その主要なメリットとそれぞれの詳細を解説します。
独自性を追求する理由
企業が自社だけの特別なシステムを求める理由にはいくつかの要素が関係しています。
競争優位性の確保
自社だけの機能やサービスを提供することで、他社と差別化を図ることができます。
独自のシステムによって、新しい顧客層を引きつける可能性が高まります。
ブランド価値の向上
オリジナルのシステムは企業のイノベーションを象徴し、ブランドイメージを強化します。
顧客や市場からの評価が高まることが期待されます。
顧客の具体的なニーズに対応
顧客からの特定の要望に応えるための機能を持つシステムを開発できます。
顧客満足度の向上に直結し、長期的な顧客関係を築く助けとなります。
クラウドシステムとの適切な運用方法
クラウド技術を利用してシステムを効果的に運用する方法について説明します。
データの安全性とアクセスの容易さ
クラウドを利用することで、どこからでもデータにアクセスできるようになります。
適切なセキュリティ対策を施すことで、データの安全を保ちます。
コスト効率の向上
クラウドサービスを利用することで、初期投資を抑えることが可能です。
使用した分だけ料金を支払うため、無駄なコストが削減されます。
スケーラビリティの確保
事業の拡大に合わせて、容易にシステムの規模を調整することができます。
急な需要の変動にも迅速に対応できる柔軟性があります。
業務システムの拡張性の重要性
将来的な成長や変化に対応できるシステムを構築することの重要性について説明します。
将来の成長を見据えた設計
初期の設計段階から、将来的な拡張や機能追加が容易な構造を考えておきます。
事業が成長するにつれて、システムもそれに合わせて進化させることが可能です。
新技術への対応能力
時代に合わせて新しい技術を組み込むことができるように、システムを柔軟に設計します。
技術革新により、より効率的または効果的な運用が可能になります。
長期的なコスト削減
拡張性を考慮したシステムは、将来的に大規模な改修を避けることができ、総コストを削減できます。
継続的なメンテナンスやアップデートが容易になります。
これらの点を踏まえたフルスクラッチ開発は、企業が長期的に競争力を保ち続けるための重要な戦略となり得ます。
コストを抑えるフルスクラッチ開発のポイント
コストを抑えながら効果的にシステムを開発するためには、計画的に進めることが重要です。以下では、コストを抑えるための具体的な戦略を説明します。
初期段階での余裕を持った予算計画
最初からしっかりと計画を立て、余裕を持たせることで、予期せぬ出費にも対応できます。
全体の費用見積もりを正確に
何にどれくらいの費用がかかるかを詳細に予測します。
初期の設計や準備段階でのコストも考慮に入れます。
予備費を設定
予期せぬ問題に対処するために、予算の一部を予備費として確保します。
小さなトラブルが大きなコストオーバーにつながるのを防ぎます。
段階的な資金配分
プロジェクトの各段階で必要な資金を計画的に配分します。
必要な時に必要な資金が使えるように管理します。
長期的な運用コストの低減策
システムが完成した後も、運用やメンテナンスにかかるコストを考えておく必要があります。
効率的なシステム設計
運用や保守が簡単になるような設計を心がけます。
システムの複雑さを減らすことで、後のコストを削減します。
定期的な見直しと更新
システムの性能を定期的にチェックし、必要に応じて小さな更新を行います。
大規模な修正や取り替えの必要を減らし、コストを節約します。
ユーザー教育とサポート
システムの効果的な使用方法をユーザーに教育します。
使い方を理解してもらうことで、問題発生のリスクとサポートコストを減らします。
まとめ
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