はじめに
みんなシステムズ営業の松永です。
今回は、システム開発と業務フローについて、初めてシステム開発に携わる方々に向けてわかりやすく解説します。
難しい言葉はなるべく避けて説明しますので、安心して読み進めてくださいね。
そもそもシステム開発とは?
システム開発とは、会社や組織の仕事をより効率的に進めるために、コンピューターを使ったツールやプログラムを作ることです。
例えば、お客様の情報を管理したり、商品の在庫を確認したり、売上げを計算したりするのに役立ちます。
業務フローって何?
業務フローとは、仕事の流れのことです。
会社の中で、誰がどんな順番で何をするのか、その一連の流れを指します。
例えば、お客様から注文を受けてから商品を届けるまでの間に、受注係、在庫管理係、配送係がどのように連携して仕事を進めるか、といった具合です。
なぜ業務フローの把握が大切なの?
システム開発を行う際、業務フローを理解することがとても重要です。
この辺を確認せず、開発を経営層のみで判断し導入を決めてしまったため、実際には使われないシステムになってしまったというようなご相談は特にいただきます。
特に下記4点がメリットです。
- 無駄な作業を見つけやすくなります。
- 仕事の改善点が明確になります。
- 新しいシステムが本当に役立つかどうかを判断できます。
- 関係する人全員が仕事の流れを理解できます。
システム開発の基本的な流れ
システム開発は、通常以下のような流れで進みます。
- 要件定義: どんなシステムが必要か、何ができるようにしたいかを決めます。
- 設計: システムの構造や見た目を考えます。
- 開発: 実際にプログラムを作ります。
- テスト: 作ったシステムが正しく動くか確認します。
- 導入: 新しいシステムを実際に使い始めます。
- 運用・保守: システムを使いながら、必要に応じて調整や修正を行います。
業務フローを確認する方法
業務フローを確認するには、以下のような方法があります。
- 現場での観察: 実際に仕事が行われている場所に行き、作業の様子を見ます。
- インタビュー: 実際に仕事をしている人に話を聞きます。
- 文書の確認: 仕事の手順書や規則書などを読みます。
- ワークショップ: 関係者が集まって、業務の流れを一緒に確認し合います。
失敗しないシステム開発のポイント
先ほど「なぜ業務フローが大切なの?」の章でも軽く述べましたが、システム開発では、よく次のような失敗が起きています。
決定権を持つ人だけでシステムの導入を決めてしまい、実際に使う人の意見を聞かないまま進めてしまうことです。
その結果、お金をかけて作ったシステムが使えない、または使われないということが起こっています。
これを避けるためには下記5点が非常に重要です。
- 現場の声を聞く: 実際にシステムを使う人の意見を必ず聞きましょう。
- 段階的に進める: 一度にすべてを変えるのではなく、少しずつ導入し、確認しながら進めましょう。
- 柔軟に対応する: 開発中に新しい要望が出てきたら、柔軟に対応しましょう。
- 教育・訓練を行う: 新しいシステムの使い方をしっかり教えましょう。
- 継続的な改善: 導入後も使い勝手を確認し、必要に応じて改善を続けましょう。
まとめ
システム開発は、業務フローをしっかり理解することから始まります。
現場の声に耳を傾け、実際に使う人の立場に立って考えることが大切です。
そうすることで、本当に役立つシステムを作ることができ、仕事の効率も大きく向上します。
システム開発は簡単ではありませんが、一歩ずつ丁寧に進めれば、必ず良い結果につながります。
みなさんも、この記事を参考に、素晴らしいシステム開発に挑戦してみてください!
(参考になったらSNSで拡散していただけると次回の記事作成のモチベーションになります!)