どんなテストをするのか?4種類のテスト内容
どんなテストをするのか?4種類のテスト内容
みんなシステムズのテスト代行サービスでは、システムの特性や目的に合わせて、4種類のテストを柔軟に組み合わせて実施します。
軽量な確認から、総合的な動作チェックまで幅広く対応可能です。
4つのテスト内容の全体像
4種類のテストの全体像
① 基本機能テスト
主要な機能が
正常に動くかを確認。
- 画面遷移
- 基本処理
- データ保存
② バリデーションテスト
異常系の入力に対して正しく制御できるか。
- 必須チェック
- 型チェック
- 文字数制限
- 不正データ防止
③ 操作性テスト
ユーザー視点で
使いやすさを確認。
- リンク・表記
- 画面遷移
- 登録動作
- エラーメッセージ
④ 結合テスト
業務フロー全体が正しく連携するか。
- 探索テスト
- シナリオテスト
- 複数機能連携
| テスト種別 | 概要 | 目的 | 主な対象 |
|---|---|---|---|
| 1. 基本機能テスト | 主要機能が正常に動作するかを確認 | 正常系の動作保証 | 画面遷移 / 基本処理 / データ保存 |
| 2. バリデーションテスト | 想定外の入力や操作に対するエラー処理を確認 | 異常系の動作保証 | 入力チェック / エラー制御 / 不正データ防止 |
| 3. 操作性テスト | ユーザー視点で使いやすさを評価 | UI/UX の品質向上 | リンク・表記・画面遷移・ユーザー操作 |
| 4. 結合テスト | 複数機能を組み合わせた業務フローを検証 | 総合的な動作保証 | シナリオ動作 / 業務フロー / 多機能連携 |
1. 基本機能テスト
システムの「正常系」を徹底チェック
基本機能テストでは、システムの主要な機能が正しく動作するかを確認します。
テスト内容:
- 基本機能の動作確認: 各操作が想定通りの画面遷移・処理につながるか
- データ保存の検証: 入力したデータが正しく保存・表示されているか
なぜ重要?
まず最初に確認すべきは、主要機能が正常に動いていること。これが保証されてこそ、次のテストフェーズへ進めます。
2. バリデーションテスト
「異常系」への耐性をチェック
バリデーションテストでは、ユーザーが想定外の操作や入力をした場合に、システムが正しくエラーを返すかを確認します。
テスト内容:
- 必須項目チェック: 空欄時のエラー表示
- データ型チェック: 数値欄に文字を入れた場合の動作
- 文字数制限: 上限を超えた入力が制御されているか
- 不正データ防止: 攻撃的・不正な入力が保存されないか
なぜ重要?
バリデーションが甘いと、不正データが蓄積し、後の障害につながる可能性があります。
外部ユーザーが操作するシステムでは特に重要です。
3. 操作性テスト
ユーザー目線での「使いやすさ」をチェック
操作性テストでは、ユーザーがストレスなくスムーズに操作できるかを確認します。
テスト内容:
- 文字・リンクの確認: 表記ゆれ、リンク切れがないか
- 画面遷移: 意図した動作ができるか、戻る操作が適切か
- 登録系の動作: 会員登録やログインがスムーズか
- エラーメッセージ: ユーザーにとって分かりやすいか
なぜ重要?
機能が正しく動いても、使いにくさはユーザー離脱につながります。
BtoCサービスでは特に重要なテストです。
4. 結合テスト
実際の業務フローでの「総合的な動作」をチェック
結合テストでは、複数の機能を組み合わせた実運用に近い動作を確認します。
テスト内容:
- 探索テスト: 想定外の操作で問題がないか幅広く確認
- シナリオテスト: ユーザーの行動を再現して一連の流れを検証
シナリオテスト例(ECサイト):
- 商品検索
- カート追加
- カート確認
- 配送先入力
- 支払い方法選択
- 注文確定
- 確認メール受信
- 注文履歴の確認
まとめ
4種類のテストの特徴まとめ
| テスト | 強いポイント | 目的 |
|---|---|---|
| 基本機能テスト | 正常動作の確認 | 根幹機能が動くことを保証 |
| バリデーションテスト | 異常入力への耐性 | 不正データの混入を防ぐ |
| 操作性テスト | ユーザー視点の使いやすさ | UI/UX の改善 |
| 結合テスト | 業務フローの連携動作 | 総合的な品質保証 |
なぜ重要?
個別の機能が動いていても、組み合わせると意図しない挙動になることがあります。
業務フロー全体をテストすることで、リリース後の問題を未然に防ぎます。
これら4つのテストは、目的に応じて柔軟に組み合わせることができます。
まずはシステムの特性をヒアリングし、最適なテストプランをご提案します。