納品物について:2つのドキュメントで品質を可視化
テスト結果を、わかりやすく、リアルタイムで共有
テスト代行サービスでは、2つの重要なドキュメントを納品します。これらはGoogle Spreadsheetで作成され、リアルタイムで更新・共有されるため、テスト中も進捗状況を確認できます。
※時間での対応のため、テスト証明書等の納品はございません。私たちはテスト証明書ではなく、バグの撲滅と根本解決に全力を注ぎます。
納品物1: 機能一覧テストチェック表
システム全体の機能を網羅的に整理
目的:
アプリケーション全体の機能を整理し、どの機能をテストしたか、ステータスはどうかを一目で把握できるようにします。
記載内容:
- 機能名: テスト対象の機能(例:ログイン、商品検索、カート追加)
- 場所(URL): 該当機能がある画面のURL
- 機能詳細: 具体的なテスト内容(例:「正しいID/パスワードでログインできるか」)
- 期待動作: 正常に動作した場合、どうなるべきか
- 実際の動作: テスト時に実際にどう動いたか
- テストステータス: 未着手 / 作業中 / 完了 / 不具合あり
- 担当者: テストを実施したエンジニアの名前
- テスト日: テストを実施した日付
なぜ重要?
このチェック表があることで、「どこまでテストが終わっているか」「どの機能にバグがあるか」が一目瞭然になります。開発チームとテストチームが同じ認識を持つことができ、手戻りを防げます。
サンプルイメージ:

納品物2: 不具合表
発見したバグを即座に共有、修正を加速
目的:
テストで発見した不具合を一覧化し、リアルタイムで開発チームに伝達します。これにより、修正作業を素早く開始でき、リリースまでの時間を短縮できます。
記載内容:
- No: 不具合の通し番号
- 日付: 不具合を発見した日付
- 記入者: 不具合を発見したテスターの名前
- 場所(URL): 不具合が発生した画面のURL
- 不具合内容: 何が問題だったのか、具体的な説明
- 再現手順: どのような操作をすると不具合が再現するか
- 期待される動作: 本来どうあるべきだったか
- 実際の動作: 実際にどうなったか
- 優先度: 高 / 中 / 低(修正の緊急度)
- ステータス: 未対応 / 対応中 / 修正完了 / 再テスト待ち
- スクリーンショット: 不具合発生時の画面キャプチャ
なぜ重要?
不具合表があることで、開発チームはどのバグから優先的に修正すべきかを判断できます。また、「言った・言わない」のトラブルを防ぎ、全ての不具合が確実に記録されます。
リアルタイム共有の効果:
テスト中に不具合を発見したら、即座に不具合表に追加。開発チームはテスト終了を待たずに修正を開始できるため、納期短縮とバグ修正のスピードアップを実現します。
サンプルイメージ:

Google Spreadsheetを使う理由
リアルタイム性と共有性を重視
私たちがGoogle Spreadsheetを使用する理由は、以下の3つです。
- リアルタイム更新: テスト中も常に最新の情報が反映される
- 簡単な共有: URLを共有するだけで、誰でもアクセス可能
- コメント機能: 不具合表に直接コメントを書き込み、開発チームとコミュニケーションできる
ExcelファイルやPDFでは実現できない、スピード感と柔軟性が、Google Spreadsheetの最大のメリットです。
オプション:集計レポート
数値で見る、テストの成果
ご希望の場合、テスト終了後に集計レポートを作成します(別途費用)。
レポート内容:
- 不具合表の集計: 優先度別、ステータス別の不具合数
- バグ曲線: テスト期間中のバグ発見数の推移グラフ
- テスト実施状況: どの機能をどれだけテストしたか
数値で可視化することで、「どれだけバグが潜んでいたか」「テストの効果はどれほどか」が明確になります。

納品物を活用した、次のステップ
納品されたドキュメントは、テスト終了後も保守・運用フェーズで活用できます。
- 機能一覧テストチェック表: 将来の機能追加時に、既存機能への影響を確認する際の基準表として活用
- 不具合表: 過去にどのようなバグがあったかを記録し、同じミスを繰り返さないためのナレッジベースとして活用
一度のテストで終わらせず、継続的な品質向上のツールとして、ぜひご活用ください。